「子どもは風の子」ってホント?寒い冬の適切な温度調整とは

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寒い冬、子どもが風邪を引かないようについつい厚着をさせてしまうことありませんか?

風邪を引かせたくない親の気持ちを優先して、大して寒くもない日にモコモコの帽子に分厚いコート、さらにはダウンベストにブーツといったように、「これでもか!」と防寒させすぎの子どもを目にすることもあります。

しかし、2~3歳くらいの小さな子どもの場合、自分で寒い・暑い感覚が分からないことも多く、真冬の寒い時期に、半袖半ズボンでも平気で数時間遊んでいることがあるのも事実……。

昔からの言葉で「子どもは風の子」と言いますが、ママはどこまで寒さ対策などをしていけば良いのでしょうか?

 

部屋の適温ってあるの?3歳児の温度調節に関して

子どもがいるご家庭では、暖房をつけた際の室温の目安は20度前後とされています。

ただし、兄弟に“乳児”がいるご家庭では、その子に合わせて23~25度くらいである方が望ましいようです。

また、室内の温度だけでなく“湿度”も快適に過ごすためには重要なポイントとなります。

だいたい60%ほどの湿度があると丁度良いとされるため、室温だけでなく湿度も調節しておくことが望ましいです。(※1)

寒い冬だし、温かくしておけば子どもは快適でしょう! ではありません。

温度を高くしておくことには大きなデメリットがあります。それは、子どもが発熱してしまうということです。

特に就学前の乳幼児は体温調節機能が未熟なため、室温などに影響を受けやすいとされており(※1)、環境の温度が高いことで、体温が上がり発熱してしまうことがあります。

そうすると子どもにつらい思いをさせてしまいます。

さらに、自分の状態を言葉で訴えることが難しい年齢では、室温が熱すぎることによって熱中症や脱水を起こす可能性もあります。

大人が快適と感じるくらいの温度が子どもにもちょうどいい(※2)のかもしれませんね。

 

子どもの体温は触ってチェックがおすすめ!

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「室温を適温に設定し、たくさん着せたからこれで子どものための温度調整はバッチリ!」ではありません。

子どもにとって適切な温度かどうかは子どもに触れることで分かります。

室温や厚着だけにこだわるのではなく、子どもの体や手足は冷たくないか、汗ばんでいないかなどをこまめにチェックしてあげることも大切です。

そのため、子どものファッションは必ず子どもに触れて体温を確かめながら選択しましょう。

また、暖房で室温を設定したからと言って室温は一定になるわけではなく、場所によって寒い、暑いがあります。

外遊びをした後に室内で遊ぶ場合など、こまめに温度調整が必要な場面はたくさんあります。

子どもの服はすぐに着脱可能な服装にしてあげると良いでしょう。(※1)

 

看護師に聞く!「子どもの風邪予防のコツ」

最後に、子どもにおすすめの風邪予防法をご紹介します。

まず、やっておきたいのが手洗いうがいです。

手首の上、できれば肘まで手洗いを行います。

しっかりと石鹸を泡立てて洗い、流水で流しましょう。ペーパータオルなど使い捨て出来るもので手を拭くのが望ましいですが、タオルの場合は供用せず、必ず“子ども専用のタオル”(※3)を作ってあげましょう。

うがいは、ガラガラと喉を洗浄する場合、5歳で75%ほどの子ができるようになるものの3歳くらいではまだ25%くらいの子しかできません。(※4)

無理して行わず、この機会に少しずつ練習してみてもいいかもしれません。

また、子どもはマスクをつけさせたくても、すんなりつけてくれる子が少ないかもしれません。

そのため、栄養ある食事、十分な休養を取ってもらい、“身体の免疫力”を高めておくのも風邪の予防として良い(※5)でしょう。

 

いかがでしたか?

子どもは風の子とはいえ、子どもにもちゃんと適した温度やファッションがあります。

子どもが快適に過ごせるようにこまめに環境を調整してあげたいものですね。

 

【参考・画像】
※1 京都府ホームページ
※2 テルモ体温研究所
※3 厚生労働省「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会 2012 年 9 月改訂版
※4 歯科医師学会
※5 厚生労働省 インフルエンザの基礎知識 
※ Jovan Nikolic、Olga Novozhilova / shutterstock

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【著者略歴】
※ RAY・・・看護師。 総合病院の脳神経外科、内科と皮膚科の混合クリニック、介護老人保健施設など様々な科で勤務し、経験を積む。 現在は看護師としての経験や知識を活かし、医療系などで医療、ヘルスケアの分野を中心にコラムを執筆中。

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