インフルエンザだけじゃない!冬に子どもが「かかりやすい感染症」とは?

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気候が涼しくなり、夜は急に冷え込むことも増えてきましたね。季節の変わり目には、風邪を引いたり、体調を崩しやすい方もいると思います。

そもそも、一般的に風邪と言われているものは“かぜ症候群”と言われるもので、感染症の原因となるものが原因で引き起こされるものを指します。

その原因となるものは多義に渡りますので、その時期に流行っている「インフルエンザ」を代表とする“ウイルス”や、「溶連菌」などを代表とする“菌”に注意する必要性があります。

そこで今回は医学博士である筆者が、風邪を引く前に気を付けたいことと予防法に関してお伝えします。

 

インフルエンザだけじゃない…冬に流行りやすい「風邪の種類」は?

風邪は大きく分けると“ウイルス性”と“細菌性”に分けることが出来ます。

そのうち、80~90%はウイルス性と言われており(※1)、インフルエンザウイルスやRSウイルス、ノロウイルスなどが代表的なものとして知られています。

細菌性は溶連菌やブドウ球菌、その他肺炎マイコプラズマなどが原因によって引き起こされてしまいます。(※1)

やはりこの時期に流行りやすい風邪としてはウイルス性のもの。

特にRSウイルスやノロウイルスが11月から流行ってくるようになるというデータがあります。(※2)(※3)

また、ウイルス性ではありませんが、乾燥してくる時期でもありますので、マイコプラズマにも注意が必要です。(※4)

こちらは肺炎を起こしてしまうことがありますので、特に気を付けたいところです。

 

感染経路を把握して、予防を心がけて!

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風邪と呼ばれるようなものは、一般的に身体の中にウイルスや菌が入ってきて、それらが体内で増殖することによって症状を発症してしまいます。

これらは一般的に「感染症」と言われるものですので、他からやってきたものが感染してしまうに他なりません。

極論を言えば、これらが身体の中に侵入してこなければ症状を引き起こすことはありません。しかし人がたくさんいる社会で生活している限り、まったくウイルスや菌が侵入してこないということはあり得ませんよね。

そのため、予防をすることでせめて感染のリスクを下げることが重要となります。

感染経路について考えてみましょう。感染経路は大きく分けて下記のように3つあります。(※5)

●空気感染(飛沫核感染)・・・咳やくしゃみなどの飛沫に含まれる水分が蒸発し、飛沫核となって空気中に浮遊した病原体を吸い込むことにより感染すること

●飛沫(ひまつ)感染・・・咳、くしゃみや会話によって飛んだつばやしぶき(飛沫)に含まれる病原体を吸入することで感染すること

●接触(経口)感染・・・皮膚や粘膜の直接的な接触や、手、ドアノブ、手すり、便座、スイッチ、ボタン等の表面を介しての接触で病原体が付着することによる感染のこと

風邪を引かないようにするためには、手洗い・うがい・人混みに行かない等の対策が必要となってきます。

また、普段の生活においても睡眠不足にならないよう早寝早起きを心がけ、免疫を強くするような食生活を意識するのがオススメです。

食事では、特に乳酸菌やたんぱく質、ビタミンCを多く摂取すると良いですよ。

 

いかがでしたか?

風邪の予防をしたいからと言って、外出をしないわけにはいかないですよね。

マスクなどのアイテムや、生活習慣の見直しなどを上手く組み合わせて元気に冬を迎えてくださいね。

 

【参考・画像】
※1 一般社団法人日本呼吸器学会, 呼吸器の病気, かぜ症候群
※2 厚生労働省, ノロウイルスに関するQ&A
※3 NIID国立感染症研究所, RSウイルス感染症とは
※4 NIID国立感染症研究所, マイコプラズマ肺炎とは
※5 健康情報局「感染経路について」 – 大幸薬品
※ Olesia Bilkei、gorillaimages / Shutterstock

【著者略歴】
川上 智史・・・北里大学大学院医療系研究科医学専攻博士課程修了 医学博士 主に予防医学を専門とし、一般向けに予防医学に関する学術講演や大学や専門学校など各種教育機関で基礎医学科目に対して講義を行い、予防の重要性に対しての啓発を続ける。 また、メディカルアドバイザーとして医学的に『美や健康』に関して追求し、アドバイザーやコメンテーターとして幅広く活躍中。

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